2022.07.24
ブローについて。 自宅でブローする場合の注意点
前回ドライヤーの機能の説明をさせていただきましたが乾かし方も大切です!
機能の持ち腐れになるのは非常に残念な事ですが仕上がりも全然変わります!温度調節、風量調整、マイナスイオン、UVイオン、冷風などブローの際に全部使います!
UVイオンはシャンプー前のブラッシング時にある程度の除菌をしてシャンプーですっきりと洗い流す。温度調整はその子の被毛によって芯まで乾く温度があります。風量調整はしっかり被毛を分けて皮膚のチェックをする為にその子の風量があります。マイナスイオンは静電気を抑えうるおいを与えるため必ず使います。冷風はドライヤーの温度で開いたキューティクルをしめる役目をします。
以上のことを考慮して乾かすのですが必ずブラシを入れながら皮膚をチェックしその子その子で乾かす順番も変わりますし使うブラシも変わってきます。
当店はケージドライをしません!(ケージドライとはケージの中に入れて外からドライヤーをあてて乾かすこと*通称あてっぱ)確かに作業効率としましてはドライヤーをあてている間は他の作業が出来ますし一日に出来る頭数も増えます…(ドライヤーを極度に嫌がる子や老犬など休憩の必要な子の目的に使うのは賛成します)
しかしトリミングの基本は病気の発見と予防です!ケージドライですと皮膚のチェックもできませんししっかり乾きません。半乾きの状態ですと雑菌もすぐに繁殖しますし仕上がりも悪いですコミュニケーションも取れませんのでいくら効率が良くても当店ではケージドライはいたしません!
最後に自宅でブローする時の注意点ですが人間用のドライヤーは温度が高いです!少し離して風の温度を下げて乾かすのがいいと思います。お顔回りなどは特に注意して下さい。近いと目など火傷します。ドライヤーの後に目がしょぼしょぼしていたり薄目を開けている状態になるので愛犬に風を当てるときは温度に注意して離して乾かした方がいいと思います。